クリーンプラザ中濃
〈7.ごみ問題を考えよう・ごみの搬入量〉−〈ごみを減らし、環境にやさしい「3R」!〉


  ◇ごみを減らし、環境にやさしい「3R」!


 ごみを減らし、大切な資源を枯渇させないためには、「3R」が大切だと言われています。その3Rがどのようなものか、見ていきましょう。


@Reduce リデュース (ごみを出さない工夫をして「ごみを減らす」)
・いくら安いからといって、使う予定のないものを買わない
・使い捨ての商品は買わない。(壊れにくい、長く使えるものを買う)
・詰め替え製品を買う
・ごみを増やさないために、いらないものはもらわない
・過剰包装や、家でつかうものの包装は断る
・食べ残しをしない(生ごみが減るよ)
・買い物をするときは、エコバックを利用する

AReuse リユース (いらなくなったものを「繰り返し使う」)
・着なくなった(小さくなった)洋服や使わなくなった日用品を、ほしい人に譲ったり、リサイクルショップに売る
・壊れたら、修理して使う
・充電式の電池を使う
・繰り返して使えるリターナブルびん(牛乳びんやビールびんのように洗って再び使えるようにするびん)*1 の商品を買う
・シャンプーの容器など、詰め替えて何度も使う

充電式電池の種類


BRecycle リサイクル (いらなくなったものをきちんと分別して「資源として再生利用する」)
・リサイクルしやすいように、きちんと分別してゴミを出す(缶、びん、ペットボトル、牛乳パック、トレイなどはきちんと洗ってから分別しよう!)
・リサイクルされた製品を買う
・生ゴミを堆肥化させて肥料にする

生ゴミもリサイクル


 ◇リターナブルびん
 リターナブルびんは、飲んだ後(*不燃ごみに出さず、原則として購入した店に返します。)、専門業者に回収され、きれいに洗浄して何度も使用するびんです。一升びん、ビールびん、牛乳、酢、食品など数十種類あります。一升びんは6〜7回、ビールびんは24回、牛乳びんは50回程度使われます。何度も使用して古くなったびんは、粉々に砕かれて、ガラス材料になり、再びびんとして再生されます。
 現在、多く出回っている、缶やペットボトルは、再利用できますが、一度形をこわしてまた新たに缶やペットボトルを作らなければなりません。 リターナブルびんにくらべて、エネルギーの使用量や炭酸ガスの排出量は多くなります。
 環境への影響が少ないリターナブルびんを見直し、できるだけ、リターナブルびんが使われている製品を買っていきませんか。


 ◇トイレットペーパー
 みなさん、どのようなトイレットペーパーを使用していますか?天然パルプ100%の製品?、天然パルプと再生紙の製品?、再生紙100%の製品?
 使った後は水に流してしまうトイレットペーパーは、二度と再生することができません。ほかの製品にも増して再生紙の製品を選んでください。
 天然パルプを作る木材が成長するまでには、数十年かかると言われています。天然パルプのトイレットペーパを作るために、外国の木が伐採され、輸入されています。
 また、再生紙100%の製品でも、牛乳パックや上質紙といわれる、たいへんよい紙で作られています。古新聞、古雑誌、ダンボール、お菓子の箱、包装紙やトイレットペーパーの芯など(雑古紙)でもトイレットペーパーを作ることはできるのですが、色が少し灰色になり、売れないためほとんど作られていないそうです。
 まだ何度でもリサイクルできる紙を、もう二度と再生できないトイレットペーパーに使用するのは非常にもったいないことです。
 しかし、リサイクルされた商品を買う人が少ないため、廃品回収などで集められた古紙も再生されずに大量に捨てられています。
 環境のために、再生紙100%のものを、さらには、再生紙のなかでも、雑古紙を再生したものを選んでいくことが大切です。


 ◇容器包装ごみを減らそう
 家庭ごみで出される容量の6割以上がが容器包装のごみです。ほとんどが、食料品から出されるもので、お菓子の容器や個別包装の袋、ペットボトル、野菜の容器や袋、お弁当やカップ麺の容器、レジ袋等です。
 また、これらの容器を作るのにはお金がかかっており、買ったものの代金の中にこの容器のお金が含まれています。年間で計算すると、かなりの金額を容器に費やしていると思われます。 
 
〈容器の値段の一例〉
食品トレイ(白) 4円
食品トレイ(色柄) 15円
刺身用トレイ 20〜250円
カップめん容器 30〜60円
牛乳パック 10円
お酒のパック(2L) 70〜80円
ペットボトル(2L) 62円
ペットボトル(500ml) 47円
洗剤用ボトル 100円
飲料用スチール缶 28円
飲料用アルミ缶 28円
たまごパック 5円
 
 ごみを減らすために、
  ・野菜や果物を買うときに、トレイにパックされたものより、ばら売りされたものを選ぶ
  ・エコバック(容器)を持参して買い物にいく
  ・ラップを使わず、フタ付きの容器で保存する
  ・出かけるときは、水筒を持っていく
  ・個別包装されたお菓子をできるだけ買わない
  ・ファーストフードを控える
 など

 上記のことをちょっと心にとめて買い物をしてみて下さい。