中濃地区視聴覚ライブラリー
〈視聴覚ライブラリー〉
 
 関市立小金田中学校 1年のみなさんが、総合学習の時間に「ごみ減量作戦」(16ミリフィルム作品)を見て、その感想をつづってくれました。その一部をご紹介します。
 
 「ごみ減量作戦」という作品は、91年の作品で、まだ、全国的にごみの分別回収が行われていませんでした。現在は、「容器包装リサイクル法」や「家電リサイクル法」により、全国的に行われています。
 また、作品の中で紹介された焼却炉では、プラスチックごみを焼却するとダイオキシンが発生しましたが、平成11年に制定された「ダイオキシン類対策特別措置法」により、ダイオキシン類による環境汚染を防止するため、排出基準を設定し、基準値以上のガスを排出する焼却炉の使用は、禁止されました。現在クリーンプラザ中濃で使用している焼却炉は、最新鋭のもので、1,300度以上の高温で、マグマのように溶かすため、ダイオキシンなどの有害なガスはほぼ完全に分解されます。
 現在のごみの処理状況とは違いますが、使い捨て文化、大量生産、大量消費がごみの問題の根本にあることを示し、ごみのリサイクルの大切さを訴えるなど、ごみ問題に初めて向き合うための教材としてとしてよいかと思われます。
 
 ごみ減量作戦の内容はこちら
 

1組のみなさんより
 ◇ごみの映画をみて、ごみは1日あんなにもでるなんて、1日であんなにもでてたら地球やばいやんって思いました。年々ごみがふえていってこのままでは地球はどうなるんだろう、このままだときっとなくなってしまうんだなと思いながら見ていました。 
 (中略) 
 私の家では、もえるごみ、もえないごみ、プラスチック、アルミカン、あきビンなどをちゃんとぶんべつしてだしているのでよかったと思いました。これからもぶんべつやリサイクルにさんかしたいと思いました。
 今は、なんでもごみになるものがついています。なので、年々ごみがふえているんじゃないのかなって思いました。食べのこしなども生ごみになりごみが増えるのであまり食べのこすのもよくないなあって思いました。学校の給食もこれからはあまりのこさないよう気をつけたいと思いました。
 このかみも木からできているから、大切に使いたいです。


 ◇ごみの話を聞いて、私達がこんなにもごみを捨てて、リサイクルもせず、たいへんなことになっている事をしり、もうすこし考えてごみをすてるべきだと思いました。


 ◇ビデオ内の粗大ごみはもったいないと思いました。まだ使えそうな物、少し手を加えれば使えそうなものがあったからです。
 自分に必要なくても、だれかにあげたり買いとりをしている店に売ったり、オークションにだしたら、ごみとしてださなくてすむし、売れたら自分にお金がはいってきていいのになあと思いました。
 ごみ・自分には必要ないものは、分別しなければ、ごみとしてすてられてしまって、地球がごみだらけになってしまうけど、分別すれば、資源となっていろんな物になって、それはふせげるので、やっぱり分別することをみんなでできたらなと思いました。


 ◇使い捨てのものを買って使うとごみが増えるので、使い捨ての物ではなく、なが持ちする物を買いたい。


 ◇一番身近な紙ごみが、あんなにたくさんしょうきゃくしょぶんされていると思わなかったので、学校や家での紙を使う量を考えないといけないと思いました。


 ◇まだつかえる物もあるのにそ大ごみにだされてつかわなくなっていくのをみて、もったいないと思いました。うちはつかえなくなっても直してつかうので、とても、いいことだなんだなと思いました。
 ごみの原因は人がつかいすての時代になれてごみがふえても、ムシするようになったからとしって、これからはいろいろリサイクルをしたいなと思いました。


 ◇今まで、使う物は使って、使い終わったら、分別関係なく捨てていたから、ごみを捨てにもっていくおばあちゃん、おかあさんに任せっぱなしだった。だけど、これからは、買う時も気をつけて買って、捨てる時も、分別を気にしながら捨てて、少しでも、ごみを減らしていきたい。あと、家族にも、この事を話して、協力してもらいたい。


 ◇ごみの分別も大切だということが分かりました。自分の部屋のごみはすべて1つにしてビニールごみともえるごみと分けていないことに私は気付きました。これからは分けられるだけ分けたいです。
 (中略)
 そして、今の時代は「使い捨て」が多いこと。マスクやボールペンや赤ちゃんのおむつなどいろいろなものが「使い捨て」なので、「日常生活のごみ」がだんとつにおおいです。これを布マスクや布おむつにしてみたり、ボールペンを中の部分だけかえて外の部分を使うだけで、ごみは本当に少なくなると思います。日常生活は1番ごみが出ます。しかし、それをへらすこともできると思いました。


 ◇ビニールぶくろ7,000トンつくるには石油がその2倍14,000トンも必要だと知ってマイバックを使うだけで石油を減らすことができるので買い物には自分でバックを持っていこうと思いました。


 ◇私が知っている話は、ある市でごみの分別にてをかけていて、分別で分けた生ごみをひりょうにしてひまわりを育てるために使って、きれいにさいたひまわりの種を油にしてひまわり油として売っているという話をニュースで見ました。私は生ごみを油にかえるなんてすごいとおもいました。


 *鹿児島県志布志市では、生ごみの分別収集でひまわり油を製造するという「サンサンひまわりプラン」が行なわれています。各家庭から出された生ごみを市内に設置した生ごみ専用容器に集め、市が無料で回収。回収された生ごみは、有機工場において発酵され、完熟堆肥となります。市から全世帯にひまわりの種子と堆肥が無償配布され、各家庭で栽培し、鑑賞後収穫されます。収穫したひまわりの種子は各家庭で乾燥・脱粒し、自治会が回収。回収したひまわりの種は精油会社に委託し油を搾り、ひまわり油として販売されています。
 「サンサンひまわりプラン」の開始で、埋め立て、焼却ごみが減少しました。さらに、志布志市内で発生する廃油を回収しBDF(バイオディーゼル燃料)製造を行い、市内の資源ごみ回収車の燃料にしています。
 また、市内に百万本のひまわりが咲き誇る様子はとても美しく、7月には「ひまわりまつり」が催されています。



2組のみなさんより
 ◇ごみが増えてきたこととはいろいろな物の包んである紙やビニール袋とかが関係あると思いました。映画の中のインタビューでおばさんが言っていたけど、何を買ってもほとんど包み紙がついていて、ほとんどのものは使い道がなくて捨ててしまうことばかりでした。これが無くなるだけで家庭から出るごみがすごく減るのではないかと思いました。


 ◇自分の出しているごみが、ごみを燃やすときに使う機械をこわしていることが分かりました。あと、ごみを出すことで自分に害を与えているものがあることが分かりました。なので、自分でごみを少なくすることが自分のためにもなり人のためにもなるのだと思いました。
 今後、自分たちが大人になったときに、ごみだらけや温暖化が進んでいるような状態にならないようにしていきたいです。
 ごみをもやすところがこわれていかないように小さなことからでも、少しずつやってへらしていくようにして、それをしていない人にはよびかけていきたいです。
 (変電所を歩いた。ビニールや缶などのごみがたくさんあった。とくにタバコが多かった。林などにたくさんすてていることがよく分かった。)


 ◇思っていた以上にごみの量はすごく多いことが分かりました。
 粗大ごみの中にはまだ使える物も捨ててありました。まだ使える物は使ったほうがいいと思いました。私もまだ書ける紙を捨ててしまったり、無駄にペンを使っていらなくなったら捨てたり、まだ使えるケシゴムを捨ててしまったりしていたのでこれからは環境のことを考えていきたいと思いました。
 それと、体験学習の時にごみ拾いをしていってすごくたいへんだったので私は捨てたくないと思いました。この事は体験学習でごみ拾いをして学んだことなのでやってよかったと思います。道にごみを捨てる人はもう少し環境のことを考えて行動をしてほしいです。
 ごみ箱にごみをすてても分別をしなければ意味がないと思います。燃えるごみの所に燃えないごみを入れてしまったり、スプレーがまだ入っているままスプレーかんを捨てたりすると、捨てる人は簡単だけど、そのごみをかたづける人はたいへんなのでしっかりと分別もしていきたいです。


 ◇使い捨ての時代だったときは、アキ缶や自転車などをうめ立てや燃やしてごみをなくしていました。そのため燃やしてしまった紙は使い物にならないので木をばっさいして木がなくなってしまう。プラスチックを燃やしたりうめたりすると、有毒ガスがでてきて人間に害をあたえたりして死んでしまったりします。
 ところがリサイクルの時代にすると、使い捨ての時代のまったく逆で、木があまり切らなくなるし、自転車、自動車はまた新しくすることができます。
 しかも切ってしまった場所も植物を植えてまたもとにもどせば地球温暖化が少なくなると思います。
 地球の人々がみんな協力すれば早く、地球温暖化が少なくなると思います。


 ◇昔は、使い捨ては少なかったのに、今は増えて、便利になったこともあるけど、ごみが増えて処理が大変になったので、できるだけリサイクルしたりして捨てないようにするといいなと思いました。たとえば、昔は買い物かごで買い物していたのを、ビニール袋でするようになったり、豆腐もなべに入れていたのをパック(プラスチックの容器)に入れたりするようになったことがあると思います。
 買い物するときはできるだけ自分で布の袋を持っていくと、ビニールのごみが減ると思うので、多くの人がそうするといいと思います。私もできるだけ、紙などを無駄使いしないようにしようと思いました。


 ◇ごみを出すのはかんたんなことだけどごみをもやしたりするのにお金がたくさんかかるということをはじめてしりました。ごみの分別をするということは大切だと思いました。
 (中略)
 生ごみは、入れ物に入れて、び生物に肥料にしてもらい、その肥料を畑にまいたりすれば、これでも少しは地球温暖化防止ということにもなると思いました。


 ◇私もかんきょうのために、リサイクルに協力したり物を大切にしたいです。
 ごみのせいで、地球をはかいしたくないから、ごみを少なくしようと心がけたいです。


 ◇「私たちが出したごみが環境を悪くしてしまう」っていうのが1番心に残りました。なるべくごみを出さないように心がけたいし、リサイクルなどをしたい。
 ごみは、私たちが出している。だから私たちがなんとかしなければならないと思う。だからどうしたらごみが減らせるか、考えたいと思いました。


 ◇リサイクルするにはこまかいごみのぶんべつが必要だけどぶんべつすればそれだけごみがへりまたあらたなものに生まれかわるからとてもいいことだと思います。



3組のみなさんより
 ◇ごみの量にびっくりしました。ごみを出せばうめたて地が簡単にうまってしまう。ごみを出さないために私たちができること、リサイクルやいらないものをかわないなどができるとおもいます。
 みんながごみのことを考えていればこんなことにはならないと思いました。
 今まではリサイクルを「めんどくさい」と思っていたけど、これからは地球のことを考えていろいろな活動に参加できればいいと思いました。


 ◇一番びっくりしたのは、ごみを1日中燃やしてもごみが残ってしまうということとごみのうめ立て場が少なくなってきているということです。私達はこんなに今までごみを出してきたんだなあと思いました。私たちがふつうに出しているごみで地球の環境がどんどん悪くなっていくのかなあと思いました。
 この映画を見て、まず、ごみを出さないようにしないといけないと思いました。あと、リサイクルできるものはリサイクルしていきたいです。


 ◇使い捨てカメラなど、今の人達はよく買うけど、捨てた後のことを考えている人は少ないんじゃないかと思いました。
 なので、これからは、後のことを考えて、安さにとらわれず、商品を買いたいなあと思いました。


 ◇ごみの急激な増え方におどろきました。それだけ便利になっているかもしれないけれどもっと資源や環境について考えていけるといいと思いました。
 国語の教科書にも環境についての話がのっています。
 3度考えて買い、こわれても こわれた部分だけを直し、それを繰り返し、使えなくなれば燃料とする
 基本理念が「もったいない」 リサイクルはあたりまえの江戸の人の話です
 そこまではできなくても、食べ物を残さないことや、新しいものがでたからまだつかえるけどすてることなどを「もったいない」とみんなが思えると急激な増えがおさえられるかなと思いました。


 ◇ごみの映像をみて、「多い」「汚い」「何?」と思いました。あの中で自分の出しているごみはどんだけあるのかなと思いました。
 1人1人が「まっ自分だけなら…」という気持ちだとあんなごみの量になってしまうんだと思いました。
 (中略)
 でもごみが増えつづけると、この先の未来は、大変になってしまいます。自分はいいや!じゃなくて、1人1人が行動しないとダメだと思います。(自分も)


 ◇昔は、食品トレイなどのプラスチック類にあまり食べ物が入っていなくてプラスチック類のごみがあまりでませんでした。でも、ここ20年間でプラスチック類のごみの量が増えてきていました。プラスチック類のごみの量が増えたことによって、昔と比べると全体のごみの量が多くなり、地球の環境がこわれ始めていることが分かりました。
 (中略)
 私は、このビデオを見てプラスチック製の容器包装のをなるべく買わないようにしたり、ごみの分別をちゃんと決められた通りにやったり、何よりもごみをあまり出さないように心がけていきたいです。


 ◇ごみを集める車がいっぱいいるんだなあと思いました。車がいっぱいいるという事はガソリンがいっぱいいるという事、車をいっぱい使うと車から出た二酸化炭素がすごく多くて地球温だんかにつながっていくことが分かりました。
 (中略)
 ごみを少しでも減らしていけばいっぱい車を使うこともないし、二酸化炭素も減って地球温だんかにもならずにすむのだと思いました。


 ◇このままごみが増えつづけると、二酸化炭素が増え、地球が暖かくなる(温暖化)などさまざまな影響をうけ、もしかしたら数十年後・数百年後ぐらいになったら人が住めなくなる恐れがあるかもしれない…
 これからは資源を大切にし、ごみをあまりださないようにしていきたいし、ごみを分別して、リサイクルをしていきたいです。